「Oculus Quest 2」レビュー。このHMDはVRの普及に大きく貢献するだろう。

あの「Oculus Quest 2」を初回入荷分で発売日にゲットしてきました!
というのも、このHMD(ヘッドマウントディスプレイ)は、事前予約の時点でも発売日に入手出来るか怪しいくらい注目を浴びていたのです。

HMD単体のスタンドアローンでもPC接続でも使用でき、SoCには、Snapdragon XR2を採用、解像度は片目1832x1920pxと初代Questから飛躍的なスペックアップを果たしたにも関わらず、ストレージ容量64GBモデルが、税別33,800円!!税込みでも3万円代と破格です。原価割れギリギリか割れてるかと思うレベルです。この価格設定は、一般層を取り込める価格で、VRの普及に大きく貢献すると思います。

そんなHMDをレビューします。誰もがVRの世界に飛び込める時代の幕開けです。
この記事を読んで興味が少しでも湧きましたら、「買い」です。一緒にVRの世界に飛び込みましょう。

目次

  1. 開封
  2. 仕様
  3. 各部の計測・チェック
  4. 仮想現実へ旅立つ前に
  5. スタンドアローン
  6. PC接続(Oculus Link)
  7. まとめ

開封

パッケージは、表にHMDとコントローラーのシンプルな画像。側面に大きなロゴと内容物一覧、裏面はおすすめのコンテンツが並べられています。

パッケージのカバーをずらすと、茶箱が出てきます。

開ける瞬間はワクワクしますよね。オープン。

開けると「Oculus Quest 2 ヘッドセット」(HMD)と「Touch コントローラー 2機」が、収められていました。
単体動作可能なスタンドアローンらしく、すぐに手に取って遊んでと言わんばかりに魅せる梱包です。

ちなみに、その他の付属品はHMDの上側の小さな箱に入っていました。
付属品の箱の中は、充電用の「10ワット 電源アダプター」と「ヘッドセット ケーブル」でした。 「眼鏡スペーサー」なるものも、同じ部分に収められていました。

仕様

QUEST 2
価格 64GBモデル:税込37,100円
256GBモデル:税込49,200円
SoC Snapdragon XR2
メモリ 6GB
ストレージ 64GB / 256GB
バッテリー 14.0Wh(3.85V,3640mAh) ※1
ディスプレイ Fast-switch LCD Display
片目1832×1920px
72Hz(90Hz coming soon)
IPD 3段階調節(58/63/68mm)
ワイヤレス Wi-Fi 2.4/5GHz
Bluetooth
トラッキング 6DoF
インターフェース USB Type-C (USB 3.2 Gen 1×1) / ヘッドフォン出力(3.5mm)
サイズ 191.5×102×142.5mm ※2
重さ HMD:実測502g
コントローラー(片手・付属電池入り):実測149g

Oculus from Facebook

QUEST 2

oculus FOR DEVELOPERS

Get Started Developing with Oculus

いつもの記事より注釈多めです。
というのも、公式サイトにあまり情報が載っていないので、参考程度の情報と裏付けが取れてる情報とがあるからです。下に詳細を記します。

※1 バッテリーに関しての記述が公式ページに見つかりませんでした。
しかし、以下の方がTwitterにて「Quest 2」の分解画像を挙げていたのでバッテリー容量が判明しました。下記に引用致します。

ネット上では、ソースが不明ですがゲーム時2時間、メディア再生時3時間程度のバッテリー容量との情報が見受けられました。実際、体感もその程度です。

※2も同じくソース不明ですが、上記のスペックシートのサイズが多くのサイトで見受けられました。

その他も少し補足します。
SoCに関しては、公式の発表やサイトを見ても「Snapdragon XR2」で間違いないです。しかし、日本語のOculusのサイトだけ「Snapdragon 865」との記載がありました。XR2はVR向けSoCで、一般向けのSoCでいう865程度と言われているので、大きな問題ではないと思います、が、865相当と記したかったのでしょうか―――。
また、ディスプレイの90Hzは、そのうち対応する予定とのこと。IPDは構造の節に後述しますが、ゴリ押しでもう少し調整が効きました。ワイヤレスは実際に接続出来たものから記載。インターフェースは、Oculus Linkの推奨環境からの読み取りです。

各部の計測・チェック

大きさ・重量

大きさについては、参考程度に下記のような感じです。

重さも計測しました。

かなり、軽いですね。実際に付けていても重く感じることはなかったです。

構造

初代は全体的に黒だったHMDが、第2世代の「Quest 2」では白に変わっています。個人的には白が好きなので嬉しいです。

正面、四隅にインサイドアウト方式でトラッキングする為のカメラが搭載されています。余談にはなりますが、HMDを被った状態で、固定用のバンドの付け根辺り、HMDの真横を2回叩くと、このカメラを使って外界をモノクロでHMD内のディスプレイに映してくれます。ちょっと現実に戻って何かを取りたい時や周りの確認をしたい時は意外と便利です。

そして、HMDのIPD調節機能に関してです。
この機能に関しては、初代は無段階調整が効きましたが、「Quest 2」は3段階調節とスペックダウンしています。コストダウンの為だと思われますが、IPDがピッタリと合わないと鮮明に見えなくなってしますので、この点は少しマイナスです。とはいえ、調整できない訳ではなく、「58/63/68mm」のどれかに設定は出来るので、最もピントの合うIPDを探りましょう。
以下の画像のように、よく見ると各IPDには番号が振られており、1が58mm。2が63mm、3が68mmとなっています。

レンズ間に見える小さな番号が1~3で変化します。
IPDを変更するには、レンズの縁を持って物理的に動かします。少し大胆ですが簡単に壊れるほどやわではないので、レンズに触らないようにだけ気を付けて動かせばOKです。

左から、1の58mm。2の63mm、3の68mmです。画像をクリックして頂くと画像が拡大されるので、その状態で前後の画像に切り替えてみると若干の違いが分かり易いかと思います。(なんせ動くのは5mmだけですから…)

ここでまた余談なのですが、実は各IPDの中間も設定出来なくもないのです。

私は、65mmくらいがちょうど良いので、上記の画像のように無理矢理中間で使っています。

スピーカーに関しては、固定用バンドの付け根の方の内側に内蔵されています。

一見、大した音も鳴りそうに無さそうですが、そこそこな音量と音質が確保されていて良い意味で裏切られました。
音質を求める際は、3.5mmジャックにイヤホンなりヘッドホンなりを繋げれば良いですが、内蔵のスピーカーでも気軽に使う分には十分だと感じました。

次は、HMDを被る時に固定する為のバンドに関してです。
下記の画像のように、手動でバンドの長さを調整して固定する簡素なものになっています。

ここもコスト削減の為だと思われますが、個人的にはこれでもしっかり固定出来ているので問題ありませんでした。逆に持ち運びの際はこちらの方が、コンパクトになるので一長一短です。
オプションで、「QUEST 2 ELITEストラップ」という更にしっかり固定でき、締め具合もダイヤルで調整可能なものもありますので、必要に応じて購入すれば良いかと思います。拡張バッテリー付きのストラップもあります。

また、HMDと顔の間を埋めてくれるクッションに関してです。
こちらは、以下のように取り外しが可能です。

こちらも「QUEST 2フィットパック」というオプション品が展開されており、鼻の高さによってクッションを変更が可能です。標準付属のクッションは欧米に合わせて作られている為か日本人には合い辛く、鼻の所に隙間が出来がちです。隙間が出来ると外からの光が入ってくるので没入感が薄れてしまいます。私も例に漏れず隙間が気になるので、オプション品の在庫が安定したらオプション品の購入をしようと思います。

因みに、眼鏡を使用する人の為の標準付属品「眼鏡スペーサー」もこのクッションを一旦外し、間に挟み込み使用します。

接合部は上記のように、プラスチックの出っ張りが引っ掛かっているだけなので、丁寧に引っ張れば簡単に外すことが出来ます。気持ちHMDの上側が外し辛かったかもしれない程度でした。

インターフェース

HMDの(装着している状態から見て)右側には、電源ボタンと充電ランプがあります。充電を始めると以下の画像のようにランプがオレンジ色に点灯します。電源ボタンは、一瞬押すとスリープのオンオフ、長押しで電源のオンオフです。

反対、左側は充電兼Oculus Link用のUSB Type-Cとイヤホンやヘッドホン用の3.5mmジャックが実装されています。

また、HMD下側には音量調節用のボタンが実装されています。左右の小さな穴はマイク用かと思われます。

仮想現実へ旅立つ前に

セットアップ

セットアップにはFacebookのアカウントが必要になります。アカウントがバンされる騒ぎが一部あったようですが、私は以前から持っていたアカウントですんなりと入れました。
また、セットアップや設定はスマホのアプリから出来ます。「Oculus」というアプリがストアに配信されているので、インストールして画面の指示に従いセットアップを進めましょう。特に難しい部分もないので、画面通りアプリからとHMD側とセットアップを済ませれば遊べるようになります。

プレイ環境

スタンドアローンで遊ぶとしても、PCVRとして遊ぶとしても、いずれにせよ、ある程度のスペースは確保しなければ遊ぶことが出来ません。
プレイ環境のモードには、VR空間上でも歩き回れる「ルームスケール」モードと、その場で動かずにプレイする「静止モード」があります。「ルームスケール」で利用するには、最低2m×2mのスペースが必要で、1m×1m未満は最小サイズ未満となり、「静止モード」も不可のようです。

私は、自室が1mx1mちょっとくらいのスペースしか確保が出来ず、自室では「静止モード」でしか遊べません。「ルームスケール」で遊ぶ場合は、となりのリビングまでUSBケーブルを延長し、遊んでいます。リビングであれば、2.5m×2.5mは確保できるので問題なく遊べています。実際に「ルームスケール」で遊んでみたところ、良く動いたり、コントローラーを振り回したりするコンテンツは、公式の情報通り、最低限2m×2m確保しないと周りにぶつかる危険性がありました。2.5m×2.5mあると、かなり安心して動き回れました。3m×3mあれば、十分といった体感でした。

スタンドアローンとPC接続の関係性

ここでは、「Quest 2」をスタンドアローン動作させる場合、PCVRとして動作させる場合、それぞれの関係性と動作手順を解説しておきます。
単体でもPC接続でもVRが楽しめる「Quest 2」だからこそ、分かり辛くなってしまう点です。特性上仕方がないのですが、VR上で今どのモードで動作している世界に自分が居るのか分からなくなって迷子にならないように、各モードの立ち位置を理解しておくとスムーズに遊べると思います。

なるべく理解し易いように下記のような図を作ってみました。
(下記の画像は、それぞれの画面のスクショの文字まで見えるように、3000*2000pxとかなり大きいサイズでアップしてあります。4Kディスプレイの方は、クリックからポップアップ表示で見れますが、他の方は、原寸大表示したい場合、画像を新しいタブで開いて表示させて下さい。)

この「Quest 2」には、大きく分けて3つのホームがあります。根幹のホームにあたるスタンドアローンの「1. Oculusのホーム」と、PCVR動作での「2. Oculusのホーム」または、SteamVRを起動した際の「3. Steamのホーム」の計3つです。

順に解説していきます。
スタンドアローンの状態で、Oculus link用のUSBケーブルをPCと接続すると、「1-1」のような「Oculus linkをオンにする」かどうかのポップアップが出てきます。ポップアップからでなくても、「1-2」のように下の方のメニューの設定から有効にすることも可能です。
有効にして少しすると、PCVR用の世界に移ります。画像の「2」です。ここは、PCVR用のOculusの初期画面のようなものです。ここから起動するものによって更に違う世界へ入れます。
下の方に出ているメニューの家のアイコンを選択すると「3-1」のようなPCVRの「Oculusのホーム」へ入れます。ここは、ホームの名に恥じないような「自分の部屋」として壁紙や家具などをカスタマイズ出来る、まさにホームとなっています。テレビを設置して接続中のPCの画面を仮想空間に表示することも出来ます。
最後に「3-2」です。おそらく、このモードがみなさん、一番多く使うのではないかと思います。「2」の画面でSteamVRを起動すると、「3-2」のSteamのホームに入れます。ここでは、Steamで買っておいたOculus対応のゲームをメニューから選んで起動し、各VRゲームを遊ぶ事が出来ます。
補足です。SteamVRの起動はHMDを被ってると大変ですが、「2」の画面からではなく、PCから直接SteamVRを起動してもOKです。たまにソフト関連のエラーが出たときはPCから操作しないとVR空間上で放置されることがあります。

このように、PCにも接続して使える反面、モードが分かり辛い点はあるので上記の図で相関関係を理解しておくとVR内で戸惑わないで済むと思います。

スタンドアローン

おすすめ・気になるコンテンツ

  • はじめてのQuest 2

    このタイトルは、初めからプリインストールされており、最初にやるべきタイトルです。下記は、チュートリアル後半の自由に操作が出来、プチゲームが遊べる部分の動画ですが、前半にはVRならではの動画の演出とボタンなどの基本的な操作方法が学べるチュートリアルもあります。

    何度もプレイするようなタイトルではありませんが、最初の30分くらいはプチゲームなどで楽しく遊んでました。操作に関しては直感的に操作できるコントローラーなので、一発で覚えられるような内容です。

  • Kizuna AI – Touch the Beat

    こちらは、初めからは入っていませんが、スマホアプリ「Oculus」かHMD「Quest 2」内のストアにて無料でダウンロード出来ます。

    内容はキズナアイちゃんのVR用動画や音ゲーが出来るもので、上記の動画は音ゲーで遊んでいるものです。コンボが続くとアイちゃんがステージ事近づいてきてくれて、ミスると遠ざかるという物です。難易度も複数あり、音ゲーを遊んだことのない人から音ゲーに慣れ親しんでる人まで幅広く楽しめそうでした。

  • Virtual Desktop

    このタイトルは各プラットフォームで配信されていますが、若干出来る事(求める役割?)が違います。ここでは、「Quest 2」のスタンドアローン版をさします。
    メインの機能は同じネットワーク内のPCの画面をバーチャル空間に持って来れるという物なのですが、こちらのアプリと開発者のパッチを当ててPCにもソフトを入れるとワイヤレスでPCVRを楽しむことが出来るようになります。
    私は今のところ、有線環境で遊んでおり試していないのですが、回線環境が整っていれば意外と遅延などを感じずプレイできるらしいので、そのうち試してみようと思います。(コンテンツによってはタイミングがシビアでなかったり、ケーブルが邪魔なものもあるので。)

  • Prime Video VR

    こちらは無料でインストール出来るアプリで、AmazonのPrime VideoをVR内の映画館で映画を見れるという物になっております。日本の狭い部屋や資金的なハードルをバーチャルの強みで飛び越え、夢のプライベートシアターで映画を独り占め出来ます。Amazonでプレミアム会員の方にお勧めです。(プライム会員の無料体験で試してみるのも良いかも?)

  • その他

    特段、取り上げてお勧めする程ではないかもしれないですが、「YouTube VR」や「DMM VR動画プレイヤー」も無料なので試してみても良いかもしれません。また、「Beat Saber」や「SUPERHOT VR」のようにPCVR(SteamVRなど)でも配信されているタイトルについてはPCVRの節で取り上げます。

スクショ・録画・ミラーリング

スタンドアローン動作時は、メニューから撮影するか、ショートカットキーを用いて撮影することが出来ます。
メニューから撮影する場合は、以下の画像の通り、下のメニューの共有アイコンを選択します。すると、その上に追加のメニューが表示される為、そちらから「録画」、「写真を撮る」、「ライブストリーミング」、「ミラーリング」を選べば、OKです。補足として、「ライブストリーミング」は、Facebookを通して行うもので、「ミラーリング」は、スマホアプリ「Oculus」がインストールされているスマホにHMD内の映像をストリーミングし共有できます。

ショートカットは、スクリーンショットのみ有効で、下記の画像のように、右手用「Touch コントローラー」の「Oculusボタン」と「トリガー」を同時押しすると撮影出来ます。

PC接続(Oculus Link)

接続方法・使用ケーブル

接続は至って簡単で、PCのUSB端子と「Quest 2」のUSB Type-C端子をUSBケーブルで繋げれば、接続完了です。接続に使用する端子やケーブルは、「USB 3.2 Gen 1×1」といった5Gbps以上の帯域をサポートするものが推奨されています。(USB 2.0も一応サポートはされていますが、帯域が細い為、公式も非推奨だそうです。)

Oculus from Facebook

Oculus Linkの互換性

私は自室のメインPCを使って隣室の広いリビングで遊ぶ為に、「PC」-「KB-USB-R310」-「KIWI designのケーブル」-「Oculus Quest 2」といった接続方式で遊んでいます。
詳細は「Quest 2」発売前に投稿した、以下のUSBケーブルの事前検証の記事に詳しいので、もし詳細が気になる方は、以下もご覧になってみて下さい。ケーブルの細部のサイズを計測したり、M.2用外付けSSDを使って、接続帯域などを計測したりしてます。内容を抜粋すると、アクティブリピーターケーブルとサードパーティ製のUSBケーブルで安定動作しそうか検証するものです。

実機「Quest 2」で遊んでる今、結果として「PC」-「KB-USB-R310」-「KIWI designのケーブル」-「Oculus Quest 2」で問題なく、安定動作しております。

以下は、上記で説明した実際に使用しているケーブルです。

実際に使用しているサードパーティ製のUSBケーブルは、Amazonで見つけた「KIWI design」というよくわからんメーカーのケーブルです。型番も載ってなくよくわかりません。
ただ、安くてType-C側がL字になっているという特徴があり、安定動作はしてくれているので、問題はなかったです。

アクティブリピーターケーブルには、サンワサプライさんの「KB-USB-R310」を使用しています。USB 3.2 Gen 1×1で10mという規格外な長さは、途中にリピーターチップを入れることで実現されています。セルフパワー、バスパワー共に対応しており、ACアダプターが付属してきました。

使用可能なPCについて

Oculus LinkでPCVRとして遊ぶには、PCVR用のHMDで遊ぶのと同じようにグラフィックス処理能力の高いPCが必要になってきます。世に言うゲーミングPCというやつです。公式的には、NVIDIAのGeForceシリーズならGTX1060(6GBモデル)やGTX1650 Super以上を、AMDのRadeonシリーズならRX400シリーズ以降をサポートするとのことです。

Oculus from Facebook

Oculus Linkの互換性

ただ、個人的には上記はあくまで、「サポートする」だけであって快適動作には、「GeForce RTX2070」相当以上が必要だと思います。(RadeonならVega 64とかRX 5700とか)
片目1832×1920pxで両目合わせると4K弱の解像度になる「Quest 2」でリフレッシュレートは72Hz(将来的に90Hz)と考えると、(内部のVR用の処理のアルゴリズム等は置いておいてざっくり)現状4K60Hzゲーミング環境と同じくらいのスペックがあって良いわけです。VRゲームは重いのです。

私は、ひとまず下記の「Radeon RX 5700 Graphics」を搭載したPCで遊んでいます。
が、やはり遊んでみると処理能力にあまり余裕はないように感じました。一応快適に動いてはいます。

メインPC
パーツ名 メーカー名「商品名/シリーズ名等」
型番
備考
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit」
CPU AMD「Ryzen Threadripper 2920X」
YD292XA8AFWOF
12Cores 24Threads / 3.5GHz up to 4.3GHz
CPUクーラー Noctua
NH-U14S TR4-SP3
グラフィックス PowerColor「Radeon RX 5700 Graphics」
AXRX 5700 ITX 8GBD6-2DH
1465MHz up to 1625MHz / GDDR6 8GB
メモリ Crucial「Ballistix Sport LT」
BLS8G4D240FSCK
DDR4-2400MHz 8GB
※バラ購入、4枚で計32GB
マザーボード ASRock「Taichi」
X399M Taichi
Micro ATX / TR4 / X399
SSD Western Digital「BLUE」
WDS500G2B0A
2.5inch / SATA / 500GB
電源ユニット Super Flower「LEADEX III GOLD ARGB」
SF-850F14RG
80PLUS GOLD / 850W
ケース CORSAIR「Carbide 275R Tempered Glass White」
CC-9011133-WW

また、更にハイエンドのグラフィックスカードを載せる意味として、リソースの余力を挙げておきます。 計算能力に余裕が生まれれば、スーパーサンプリングといった仮想的にレンダリング解像度をディスプレイの解像度以上にして、より綺麗な描画を実現することも出来ます。また、リソースの余裕はフレームレート含め安定性に繋がるので、お金に余裕あれば、なるべくハイエンドのグラフィックスカードをのせましょう。

おすすめ・気になるコンテンツ

  • Hop Step Sing!

    あえて、一番最初に紹介します。
    …お、俺が宣伝してやるんだ!()

    簡単に説明すると、VRアイドルです。歌って踊る姿をVRで、同じ空間で、楽しめます。

    私はオタクなので、こういうのが大好きです。(普通の人もVRならではの体験って意味だと凄く魅力を体感しやすい系統のコンテンツだと思います。)

    Steamでのリリースは、2017年6月30日ですが、体験会などは2016年7月などから行っています。VRで生放送なんかもやっています。CDや本なども出ています。

    が!なんですが!Google検索で「PCVR おすすめ」とか「SteamVR おすすめ」とか検索しても一向に出てこないんですよ!ランティスや講談社と言った強いバックいるのに広報…因みにリア友とかに話しても知ってる人は今まで誰も居ませんでした!悲しいです!

    今、世の中バーチャルYouTuberとか流行ってるじゃないですかー、上のスタンドアローン用のコンテンツのとこでも出てきましたが、あの先駆け的なキズナアイちゃんの自己紹介動画よりもずっと先にプロジェクトが世の中に出てきてるんですよ?うまくやれば、もう少し地位も確立出来たかもしれないのに、とひとり思ってます。

    すこし、長くなりましたが、「Quest 2」で遊んでる様子です。SteamVRのホームから起動する様子も兼ねて録画したので、Hop Step Sing!の最新タイトル「アストラル・ピース」のプレイ動画は20秒あたりからです。

    現在はSteamにて全部で5タイトル配信されています。
    長くなってきたので、一言と画像1枚で紹介して終わります。

    1st「キセキ的Shining!」
    王道のライブがテーマですが、なぜか自分がステージの上にいます。細かいことは気にせず間近で楽しみましょう。という事でしょう。

    2nd「kiss×kiss×kiss」
    舞台は魔法の館だそうです。

    3rd「気ままに☆サマーバケーション」
    HSSのみんなと夏のビーチに出かけます。水着が好きな方どうぞ。(私は2ndとか4thとかのMVの衣装の方が圧倒的に好きです。)

    4th「覗かないでNAKEDハート」
    舞台は、世界中の傷ついたハートを治すための魔法の工場だそうです。私の荒んだ心も癒されました。

    5th「アストラル・ピース」
    2020年11月現在最新作です。おそらくソロシリーズの第一弾的な立ち位置だと思います。歌が大好きな仁衣菜が放課後の学校で歌って踊るMVです。

    私は、「箕輪みかさ」という子が好きです。 みかみかのソロシリーズをよろしくお願い申し上げます。

    以下は、5作品全部入りのコンプリートパックみたいなページ。ページ下の方に単体購入できるリンクもあって単体だと数百円で買えるので、ぜひ買ってみて下さい。

  • Beat Saber

    このタイトルはVRゲームの覇権といっても良いですね。おすすめのタイトルを検索しても、ほとんどのサイトで紹介されてますし。
    実際、めちゃくちゃ楽しいです。MODは自己責任になりますが、デフォルト曲でもMODの曲でも、知っているこの曲あの曲をリズムに合わせてリズムボックス(?)を切るのは、普通のタッチするだけのリズムゲームとは、楽しさが別次元です。

    上記はちょっと踏み込んだ録画をしてみました。
    お馴染みと言えばお馴染みですが、自分の動きを3DCGのキャラクターにモーションキャプチャーで反映させ、それをゲーム上のバーチャル空間で三人称視点のカメラの映像に合成するというものです。通常の自分がHMDで見ている映像も右下に小さく載せてあります。

    もう、女の子になりきってBea Sberをやってるだけで楽しいのですが、ひとつ難点がありまして…ケーブル。
    やはり、有線はVRの敵ですね。これがあるだけで没入感がかなり削がれる。

    幸い、Beat Saberは、スタンドアローンで遊べるOculus版があるので、そちらで買えば何もケーブルを繋げることなく遊ぶことが出来ます。
    ただし、そちらはそちらでデメリットもあって、上記のような録画や配信は、まずPCを使わないと出来ない。処理が「Quest 2」任せになるので、いくら「Snapdragon XR2」がのっているとはいえ、PCには到底及ばない。それにより、少なからず動作の面では画質と快適性が落ちる。と言ったこともあるのです。

    あとは、「Virtual Desktop」を介して無線化してPCVR動作させる方法。こちらは処理がPCになる代わりに、多少の遅延はどうしても発生します。やはり何かしらのデメリットは出てきてしまいます。
    ただ、スタンドアローン版と「Virtual Desktop」は試してみてないので、デメリットの影響がどんなものなのかはそのうち試してみたいです。デメリットが小さければ、十分遊ぶ価値がありそうです。

    結局、デメリットが小さい可能性はありますが、ゼロになることはないので、最終的には使い分けだと思います。
    録画や配信などPCでしか出来ないことはPCと有線で。カジュアルに遊ぶだけだったらスタンドアローンで遊ぶとかで良いと思います。

    Steam: Beat Saber
  • Project LUX

    これはまだ、購入していないタイトルですが、まだ遊んでいないタイトルだと一番気になっています。

    出典:Steam – Project LUX

    遊んでいないので、内容は詳しく分からないのですが、謎ありきのストーリーものみたいです。多くが電脳化された世界で起きた、少女を巻き込む殺人事件を記憶データの追体験によって究明するというものらしい。少女が可愛い&ストーリーも感動するらしい。めっちゃやってみたい。今買っても忙しく出来ないので、セール来たら買います。

    Steam: Project LUX
  • Virtual Desktop

    これはスタンドアローンのところで話したものとは違う思惑で載せてます。
    スタンドアローンの方は、SteamVRを無線環境で遊ぶことが出来る意味合いで取り上げましたが、こちらはこのコンテンツのメイン部分のPCのデスクトップをバーチャル空間に持ってくるという機能に焦点を当てています。動画や映画も、PCゲームも、何もかもPCで出来ることをVRで出来る。おもしろそうなので、後で買って試したいです。

  • カスタムオーダーメイド3D2

    これ、昔からあるエロゲなんですよね。ただ、別にエロゲがやりたいわけじゃなくてですね?このゲーム、キャラメイキングの自由度が非常に高いというのと、開発者がハードウェア好きでVR対応化に積極的なんですって。知ってるあのキャラをVR上で見てみたいじゃないですか。それ以上でもそれ以下でもないです。

  • VR彼女

    はい、これもエロゲです。
    体験版兼ベンチマークとして、少しだけ無料で出来ます。製品版は有料です。

    無料版だけ少しやってみました。やばかったです。

    ふつーにえっちでした。

    何がやばいって、リアリティがやばかったです。
    ここまで来てるんですね。このクオリティに興味があった、気になってただけなので、製品版の購入は優先度低いです。

    技術的に気になったコンテンツでした。(個人的に露骨なのは別に興味ないので)
    内容的こういうのが好きな人は買ってみると良いかもしれません。体験版でクオリティを目の当たりにするのも良いかもしれません。そういう意味ではお勧めです。

    体験版(無料)

    製品版(有料)

  • Half-Life: Alyx

    これも凄い人気ですよね。ストーリーと戦闘ものです。
    あのVR用ハイエンドヘッドマウントディスプレイ「Valve Index」で有名なValve社のHalf-Lifeシリーズで、このタイトルは1と2の間に位置する時間軸の話だそうです。
    舞台は外敵により危機に瀕した地球。限られた地域での生活を余儀なくされる人類。主人公の科学者となって科学を武器に調査、戦闘を行うようです。
    これもVRゲームでは、見逃せないタイトルらしいです。これが1番の出来という人もいるくらいなので、是非ともプレイしてみたいと思ってます。

    出典:Steam – Half-Life: Alyx
    Steam: Half-Life: Alyx
  • SUPERHOT VR

    このタイトルはガンアクション系です。
    自分が動くときだけ時間が進むシステムで、動きを考えて戦うものです。
    映画の主人公になったかのように華麗に敵を倒せると、自分に酔えそうですw
    そういう意味でも、(現実では)成れない自分に成れる。出来ないことが出来る。そんなVRのメリットを生かした内容で、VRゲームとしての相性は凄く良いのかもしれません。

    出典:Steam – SUPERHOT VR
    Steam: SUPERHOT VR
  • その他

    あとは、少し気になってるものをまとめて書くと、ストーリー、謎解きもので「TOKYO CHRONOS」(原作知ってたら面白そう)や、テーマパークの色々なアトラクションをVRで遊べる「Summer Funland」といったもの。こちらも原作を見てから楽しみたい「からかい上手の高木さんVR」とかでしょうか。あとは、VR対応予定と言われている「Microsoft Flight Simulator」。こちらは、既に今年の夏、2020年8月にリリースされ、圧倒的なリアリティと圧倒的要求スペックで話題となりました。フライトシミュレーターというゲーム性的にVRと相性は抜群だと思うので、VR対応したら是非ともプレイしてみたいですね。

スクショ・録画・配信・ミラーリング

まずは、各アプリケーション単体で行えるスクリーンショットについて。

PCVR動作のOculus。
正直こちらはあまり使い勝手が良くありません。一応下記のように、メニューの一番右の時計を選択するとスクリーンショットのボタンが出てきます。

保存先は、接続されているPCの「C:\Users\ユーザー名\Pictures」に保存されます。

ショートカットキーは、おそらくありません。(あったら教えて下さい。)

次にSteamVRの方です。
こちらは、ショートカットキーがあります。下記の画像のように、左手用「Touch コントローラー」の「メニューボタン」と「トリガー」を同時押しすると撮影出来ます。(厳密には、この画像を撮影してるのはSteamVR上ではないのですが、手の形の分かり易さ優先でこのように撮影しました。SteamVR上で同じことをすれば、スクリーンショットが撮れます。)

保存先は、接続されているPCの「C:\Program Files (x86)\Steam\userdata\940613163\760\remote」に各ゲームごとにファイル分けされて保存されます。

続いては、録画や配信、ミラーリングについてです。

まず、録画や配信を行うには、HMD内の映像をミラーリングで表示させなければなりません。主に方法は2つでPC版のソフトウェア「Oculus」に同梱されているミラーリング用ツールを使うか、「SteamVR」のツール「VRビュー」を使うかの二択になります。

前者はPCにPC版の「Oculus」をインストールしてあれば、「C:\Program Files\Oculus\Support\oculus-diagnostics\OculusMirror.exe」があると思います。こちらを実行すれば、ミラーリング用のウィンドウが立ち上がります。後者も、PCにSteamから「SteamVR」をインストールしてあれば、一緒にツールもダウンロードされています。「SteamVR」を立ち上げたら、左上のメニューボタンを押すと、「VRビューを表示」という項目があると思うので、それを選択するとミラーリング用のウィンドウが立ち上がります。

上記のどちらかのミラーリング用のウィンドウをOBSなどの録画や配信が出来るソフトウェアでキャプチャーすれば、録画なり配信なり好きに出来るようになります。

ただし、注意点としてこれらの動作にはVRゲーム以上のPCスペックと知識が必要になります。特に配信は、配信先に合わせたビットレートまでリアルタイムで映像の圧縮(エンコード)を行う必要があります。ただでさえ重いVRゲームを通常通り動かしながら(VRゲームは酔いにつながるので、普通のPCゲームよりフレームレートの低下を許容できない。)、エンコード用にもリソースを割かなければいけません。エンコードをCPUで処理するかGPUで処理するかでも必要なスペックは変わりますが、いずれにしても要求スペックが高いことは変わりありません。例えば、今時の1920*1080@60Hzでそこそこ高画質な配信をひとつのPCでしたいのであれば、CPUは物理コアで16コア程度欲しいです。GPUなら2つ目にエンコード用のGPUを搭載したいところです。GPUを2つ目を搭載する理由は「Quest 2」はUSBで映像を送るために、GPUのエンコーダーを使ってるぽい&ゲームの処理をするチップとエンコード用のチップは違えど、1つのグラボで処理するとフレームレートの低下につながることがある為です。それか配信用PCを用意して、ゲーム以外の処理を2台目に投げるかしないときついです。
録画は緩めのプリセットでビットレートを盛って後から再エンコードという逃げ方があるので、まだマシですが、それでもかなりのマシンパワーを必要とします。
私のPC(12C24TのTR2920XとRX5700)では、この方法をとって「Beat Saber」のところで貼った録画がやっとでした。多分、配信はこのPCでもきついです。

つまり、VRゲームの配信をやろうと思ってここに辿り着いた人は、PCスペックに気を付けましょう。という注意事項でした。

まとめ

スタンドアローンとPC接続の使い分け

まず、スタンドアローン用でOculusに配信もされていて、PCVR用にSteamVRにも配信されているタイトルであれば、基本、スタンドアローン用のOculusアプリからインストールで良いと思います。
ただし、邪魔な有線接続になっても画質をとりたいとか、PCで録画や配信をしたいとか、SteamVRでしか配信されてないタイトルで遊びたいとかであれば、SteamVRなどPC側でインストールすると良いと思います。

どちらかしか対応していないのではなく、スタンドアローンとしてもPCVRとしても対応できる柔軟なヘッドマウントディスプレイなので、贅沢に自分の要求に合わせて好きな方を選んでしまいましょう。

スタンドアローンの「Virtual Desktop」やPCVRの「Beat Saber」の所でも軽く触れましたが、スタンドアローンの「Virtual Desktop」などを使って(実は別のソフトを使った方法もある)PCVRを無線環境で遊ぶことも検討しても良いかもしれません。こちらは、遅延の具合と要相談といったところでしょうか。私も試してみたら追記します。

感想

なんといってもですね。ここまで快適なスペックのHMDを一般の人が買おうと思える価格で世の中に出してきたことが素晴らしいと思います。

スタンドアローンでもPCVRとしても利用出来て、SoCにSnapdragon XR2を搭載、ディスプレイは片目でほぼ2Kと高画質、これが3万円台で手に入ってしまう時代が来たのです。実際、冒頭にも書きましたが発売開始前の予約時点で相当な数が売れているはずです。普及の第一段階はクリアでしょう。

あとは、ソフトウェア(ゲームなどのコンテンツ)の面ですが、こちらもだいぶ充実してきたと思います。
何より、また明日も遊ぼう。と思えるコンテンツが出てきたことは何よりの強みです。私はまだプレイしませんが「VRChat」のように毎日、何時間もログインしてる人が一定数いるコンテンツがある事は、何よりの強みです。その「VRChat」へ、この「Quest 2」は手軽にログイン出来てしまうのです。それ以外にも、「Beat Saber」や「Half-Life: Alyx」のようなキラータイトルが増えてきたことも強みになります。

「Quest 2」のレビューなのでハードウェアの話に戻ります。
上で継続は強みという話をしました。私もこの手のガジェットは好きなので、各社から一般向けのHMDが発売されたVR元年(2016年)から、色々とHMDを体験してきました。「VIVE」、「VIVE Pro」、「WinMR」、「PSVR」大体は体験しました。しかし、値段だったり解像度だったり、で何かしら継続して使おうとは思えない(たまに遊べればいいやと思う)HMDばかりでした。唯一、オタクコンテンツに引きずられて買った「PSVR」も解像度の低さとトラッキング精度を理由に手放してしまっています。しかし、この「Quest 2」には、そのような理由が見当たらないのです。手が出しやすい値段で解像度も高く遊べるコンテンツも充実している。継続して使えそうなのです。
そして、何より手に取った私が友人や周りの人たちに遊ばせてあげたい(要は布教したい)と思っています。この記事のように膨大な文量になるくらいには魅力を感じています。

このレビューを読んででも、他の記事を読んでも、友達に体験させてもらったでも、なんでも良いのです。このHMDディスプレイに魅力を感じた人は、「Quest 2」買ってみる価値はあると思います。これだけのスペックがたった3万円代、なのですから。

値段という一番大きな足枷は、この「Quest 2」でなくなりました。
そうなった今、

「このHMDはVRの普及に大きく貢献するだろう。」

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